理事長所信

2019年度スローガン

挑戦する組織であり続けよう!
組織の成長は挑戦の過程で得られる。
挑戦し伝えよう!まち・ひと・組織の為に!


理事長 中村 祐介

はじめに

 斜里青年会議所は1955年国内75番目の青年会議所として誕生して以来、まちの為、ひとの為にその歩みを進めてきた。64年もの間脈々と受け継がれ継承されてきた私達の青年会議所運動は、発会よりそこに携わられた先輩諸氏の並々ならぬ情熱と弛まぬ努力の上に成しえてきた。

 私達には先輩諸氏から引き継いだ歴史を強く胸に刻み、その伝統を受け継ぎ、ホームフィールドであるこの地域を更に素晴らしい「まち」へとするべく挑戦し未来へ伝えて行く責任がある。

~今の斜里青年会議所だからこそ出来るスタイルで組織の魅力を地域に伝播する~

 斜里青年会議所は過去に70名あまりもの会員数が在籍した時代がある。現在を見ても人口比率に於ける会員数はいまだ優秀な数字を維持できている。

 これはひとえに64年もの長きに渡り、先輩諸氏の弛まぬ青年会議所運動の努力であると共に、地域の方々と共に歩んできた実績の積み重ねから得る事ができた組織に対する地域の評価であり私達の大切な財産である。

 私達現役会員は地域から求められる団体であり続けられるよう「信頼」と「期待」に応え続けて行かなければならない。

 青年会議所運動の魅力を伝える手段としては私達の運動・活動をより多くの方々に知って頂く事が大切である。SNSでの情報拡散はその中でも効果的な手法であり様々な可能性を積極的に発信して行く事でより幅広いターゲットに運動を伝えるツールとなり青年会議所への関心の幅を広げて行けるのではないか。そしてもう一つはコンパクトでスピード感を持った組織を作り運営する事で、全員参加での運動・活動を行って行く事が効果的である。事業計画の立案・遂行に於いても多くを行うのではなく、より効果が波及できる事業を精査してより質を高められる手法で実施して行く方向性が必然である。その為には組織の縁の下の力持ちとなる事務局・総務運営が大切である。事務局・総務運営を組織の要とし確固たる運営基盤として確立させる事が重要である。また確立し運用していくスピード感も大切である。一年という限定されたスパンの中でどれだけ成果を出せるかが大切な事項であるはずだ。会員一人ひとりの活動を率先してサポートできる気を回す運営がポイントでありLOMを更に発展できるよう果敢に挑戦をしてほしい。

 また地域との連携も大切である。青年会議所は様々な団体の事業へ参加・協力をしてきた。もちろん私達の主催する事業へも協力を同時に頂いており互いに相互協力が不可欠である。地域との連携を深める為には受身ではなく攻めの姿勢で渉外活動を行い更に円滑にスピード感を持って行う事が効果的である。地域との連携を深められれば青年会議所を知って頂ける機会が増え組織にとって更なる成長の機会となる。大きな枠組みの中で地域との関わりを捉え挑戦して行く事で地域発展へ寄与する事に繋がって行く。

 今の斜里青年会議所だからこそ挑戦できる事。それは地域愛を持ち主体的に運動・活動を行い、より多くの方に斜里青年会議所の運動を知って頂く事である。地域に誕生し64年を向かえる斜里青年会議所の現役会員としての使命であると確信する。

~青年会議所だからこそ挑戦できるまちづくり~

 この地域を良くして行く為に青年会議所だからこそ挑戦できるまちづくり運動を展開して行く事が必要である。私達の地域には様々なまちづくり活動を行う個人や団体が地域を支えている。青年会議所は青年会議所運動を通じた地域住民の意識変革が大きな活動趣旨の1つである。

 地域発展の為にはこの地域の素晴らしさ、強み、課題に至るまでを知る事が不可欠である。様々な側面から地域発展の為の行動指針をより多くの地域住民の方々と共に共有して行く事がより一層の地域発展の切り札になる。

 昨年起こった胆振東部地震が過去に経験した事のない甚大な被害を受けてしまった。北海道全土の電力供給が一時ストップし大規模停電が襲い、物流、流通網のストップ等経験のない事だけに多くの地域住民が不安にさいなまれた。近年日本全土を見ても異常気象や地震等が起こり、今までに経験した事のない未曾有の災害が多発している。私達の住むこの地域に於いても、今後起こりうる様々なリスクに対して備えと心がけが何より大切である。そして決して私達の地域には関係ない等といった他人事に捉えるのではなく、いつ何時起こりうるリスクに対してどう対応するかという事をより多くの地域住民の方々と共に共有し行動して行く事が必要である。率先して地域を守り、私達の暮らしを守り更に発展させて行く為にも地域の特性や今後起こりうる災害等に対応する行動意識の輪を広げてより強い防災意識への意識喚起を起こして行く事が必要である。

~郷土愛溢れるまちの創造へ向けて~

 「明るい豊かな社会」の実現に向けて斜里青年会議所は幾多の時代をこのまちの方々と共に運動を展開してきた。今このまちで育つ子供達が将来もこのまちに住み続けたいと思える郷土愛溢れるまちを創造して行く事が大切ではないだろうか。

 子供の頃の体験を通じた思い出の1つひとつは生涯の財産である。学校や友達との思い出など様々であるがその中の1つとして地域で体験した地域イベントやお祭りなどがあるのではないか。

 地域の大人として子供達と共に夢を共有し、地域のたからである子供達の思い出の1ページに残る想いを伝えられる事業を創造し、未来を担う子供達ひとり一人にまちを想う郷土愛をいっぱいに広げられるよう挑戦するべきである。

~地域に求められる青年経済人となる為に挑戦しよう~

 JC運動・活動は人を成長させる。ひいては本業も成長し、その連鎖が地域発展の原動力となる。青年会議所に所属する会員は地域を牽引する青年経済人であるべきである。青年経済人として企業の成長や地域の発展を具現化して行く為に、様々な経営スキルを学び、様々な経験から得られる経験値が必要である。経営には様々な分野もあり学ぶべき事項は多種多様である。人を育て成功へ導くリーダシップは青年会議所の中での組織論や委員会運営から類似体験を得る事ができスキルアップが可能である。しかし現代の経営においては戦力としなければならない人材の不足や労働者の仕事に対する意識の変化が顕著に表れてきた。経営に於いて単に売上を確保し利益を上げるだけではなく、根底の部分で起きている働く人材の意識変化、社会構造の変化に対して、適切に早期対応をして行く事が経営において急務であるのではないか。この変化に対して地域を牽引する青年経済人として率先して意識・知識の向上を狙い地域を巻き込んだ行動をして行く事が必要である。

~青年会議所運動を行える環境への感謝~

 私達の運動は様々な方々の理解と協力から成り立っている。青年会議所運動に関しては運動を積み重ねてこられた先輩諸氏の存在があるのではないか。昨年のねぷた運行に際しては多くの先輩諸氏のご協力の下運行を行う事ができた。第1回目から出陣をしているしれとこねぷた祭りは斜里青年会議所が誇れる継続事業であり現役・OB問わず斜里青年会議所の矜持である。本年も現役・OBとの交流を行い、志を同じくする先輩諸氏からより多くの運動の礎を学び日々の青年会議所運動の基盤にして行く事が必要である。また青年会議所活動に理解をし、日々支えて頂いている会社や家族に対しても感謝の気持ちを日々忘れてはならない。支えて頂いている事は決して当たり前の事ではないはずである。

~変化への対応 組織改革の推進~

 青年会議所の概念は「明るい豊かな社会」の実現である。私たちはこの終わりなき運動を地域に発信し続ける事が使命であり、様々な事項を未来志向に捉え今の時代に即した青年会議所運動を展開していく事が必要である。

 その為には斜里青年会議所に所属する会員個々の満足度をより今の時代に即した形で向上させる仕組みを構築して行く時期に差し掛かっている。青年会議所には会員の心得としてJC三信条がある。奉仕・修練・友情である。一青年会議所として地域へ事業を通じた奉仕、事業を組み立てる過程で得られる修練、更にその過程で得られる友情のバランスを何より大切にしなければならないのでないか。バランスが整う事で会員の意識と満足度を更に向上させる事に繋がり、ひいては組織の強みとなり更なる成長に繋がる。会員個々が持つ力を最大限に発揮できる斜里青年会議所となるよう会員一丸となった組織改革の推進に挑戦するべきである。

結びに

 挑戦し続ける事で人は成長し続けられるのではないだろうか。挑戦する人材がいる組織は活性化し成長していける。青年会議所は40歳までしか在籍する事ができない。挑戦する選択を迫られる時人は時折逃げたくなってしまうのかもしれない。しかし気持ちのある失敗ならば良いのではないだろうか。失敗する事は決して気持ちの良い事ではない。失敗した時、無様だと悲観して自身を追い込んでしまう時もあるかもしれない。しかし諦めずもう一度立ち上がれた時、無様は個人の生き様に変わっていく。失敗してもまたやってみればいい。そしてリスタートする時はゼロからのスタートではない。挑戦していたラインからのスタートが切れるのではないか。

 時間は限定されている。斜里青年会議所でひとつふたつ背伸びをしてみよう。小さくても意味のある成功体験を会員には率先して積んで欲しい。会員一人ひとりが未来志向なJAYCEEとなる事が地域に求められる斜里青年会議所になり、その行動の積み重ねが「明るい豊かな社会」の実現への確かな一歩となる事を確信する。